12話でかなり重要な話を省略し、不安の中迎えた
13話ですが、省略はあれど最重要なシーンを
しっかり描いていただけたうえに、
アニオリの神演出で私の評価は180度変わりました!
手のひら超高速回転です。
ゲーム未プレイの方がアニメを見てくださったので、
差異について少々語らせていただきます。
アニメの方が直球できてます。
ゲームでは6-6『過去を語るな』で
ファウスト君視点で語られる話です。
まず彼は下水道で一人で生きていた孤児で、
過去のメフィスト君(イーノ)が食事や本を
持って行ってたというエピソードがあります。
文字が読めるようになったのもイーノ君のおかげでした。
原文引用↓
あいつが今までどんな目に遭ってきたか、俺は知らない。
俺が知ってるのは、あいつが俺に食べ物を分けてくれること。
俺にも本が読めるように読み方を教えてくれたこと。
あいつらによくいじめられるのは、俺にパンを分けたからだということ。
でも俺はあいつより力持ちだから、力の弱いあいつの代わりに殴り返して、
そして俺も殴られた。俺が知ってるのは、そんなことばかりだ。
だが、あいつが今までどんな目に遭ってきたか、俺は知らない。
子供同士なら介入できますが、イーノ君は親にも
相当やられていたのですよね。
そこでサーシャ君は笑っちゃダメと言われるイーノ君に
「イーノはずっと笑ってる方がいい」
と言います。
しかしその結果虐待は悪化します。
俺の言葉があいつの行動に大きな影響を与えると分かって、
俺は口数を減らすことにした。
だが、それに意味はあったのだろうか?
というようにサーシャ君が無口になっていった
理由が明らかになります。
あまりにひどい傷を負って下水道に来たイーノ君にサーシャ君は
このままじゃダメだ。
一体誰がこんなことをしてるんだ!どうしてお前がこんな仕打ちを受けなければいけないんだ!
どんな理由があろうと……そんな奴はみんな消えるべきだ!誰であろうとそんな奴に生きてる価値なんてない!
と言います。
そしてアニメの死体だらけの中笑うシーンになるのですよね…。
その後二人はタルラに出会うのですが、
優しかったタルラがある日をきっかけに変わってしまった事に
二人とも気づいているのですよね。
何をするかを自分で選ぶのも嫌なメフィストは
ファウスト、教えて。僕たちはどうすればいいの?
と尋ねます。
その答えが
…生きていくんだ
生きていくのはつらいことじゃないの?
ああ、つらい。だが俺たちは一緒に生きていけるんだ
この本は、理想を語ったもの。
そうだ、俺の理想は……。
と、ここでシナリオ6-6は終わり、
理想が語られることはありませんでした。
アニメでは二人の別れのシーンで
「ごめんな」
「昔、俺の理想は何かって聞いたよな。」
と話が出ますがここはアニオリです。
「俺は、お前に笑って生きて欲しい。たとえ一人になっても
生きていて欲しいんだ。」
「叶えてくれよ、イーノ」
直球で優しくなってる~~!
アーツの力でイーノ達を隠した後に上着を脱ぐシーンもアニオリです。
最高です(泣)
ここで彼はレユニオンの幹部ではなく一人のイーノの友達として
最期を迎える事が出来たとはっきり分かったので…。
原作では
一人になっても、生きていけ。
死ぬな。
――これが俺の最後の願いだ。
俺は誰も傷つけたくない、そして誰にも傷つけられたくない。
そんなこと、もうどちらも嫌なんだ。
もう遅いんだ、俺は…。
…もう疲れたんだ。お別れだ、イーノ。
となります。
これは改変されてよかったですね。
まさかの笑顔解禁にも驚きました。
原作では過去の1枚しかなかったので…。
本人は相棒を守れ、自分はもう誰も傷つける事はないから
満足の笑顔だったのでしょうが…。
推しのスクショ75枚は宝物にします。